殺菌剤 グラステン水和剤
<有効成分>
イソプロチオラン20.0%、フルトラニル25.0%
<規格>
1kg×10
<毒性区分>
普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
<特徴>
◆リン脂質生合成阻害剤のイソプロチオランとSDHI剤であるフルトラニルの混合剤です。
◆日本芝に発生する葉腐病(ラージパッチ)、フェアリーリング病、疑似葉腐病(春はげ症)、さび病に効果があります。
◆高温期のライグラスに発生するいもち病に対して効果を発揮します。
◆ブルーグラス、ベントグラス、バーミューダグラスに発生する病害に対して効果を発揮します。
◆予防にも治療にも安定した高い効果を発揮し、散布適期幅も広い薬剤です。
◆春(3~5月)の2回処理によって発根促進効果が得られます。
グラステン水和剤の主成分のひとつイソプロチオランは、内生植物ホルモン、特にイネ茎葉部に対してはエチレンの生成を促進することにより徒長を防止する作用があります。
また、全体としては根部における発根や伸長成長の促進、根の活力維持・増強を通してイネの初期生育や登熟期の成長を抑制していると推察されています。
イソプロチオランを含んだ寒天培地にベントグラスを播種した試験では0.1ppmでベントグラスの根部に有意な生育促進作用が認められました。
(下の写真向かって左が無処理、右がイソプロチオラン0.1ppm)